福山で開催されたアルモニー音楽祭にアレクサンダーテクニークの講師として参加しました
7月のマスタークラスに続き、8月は入門クラス。8月はアレクサンダーテクニークのレッスンも半分以上が小学生で、付き添いの家族の方も一緒に参加してもらいました。
アルモニー音楽祭は広島県福山市の音楽家を中心にした講習会で7月と8月にそれぞれ2日間、最後には発表の演奏会が催されます。
広島もコロナの感染が拡大する中、少し心配しましたが参加者には影響ないようで予定通りに開催されました。福山駅からのバスが1時間に1本しかなくて到着に時間がかかってしまいますが予定通り11:30にスタート、4コマのレッスンをしました。
入門クラスで小学生が多くて、ご家族の付き添いの方にも一緒に参加してもらい、立つ、座るなどのチェアワークや、ボーンモデル(今回は腕の骨の模型)と握手して関節の動きを確かめたあと、お母さん方と握手したり、距離をうまくとってもらったりして、構造、スペース、緊張からくる刺激を考えながらレッスンしました。
4コマはあっという間で私も新しい発見あり、うまくいかなかったこともあり、で、また今後のために役立てていきたいと思います。小さい方にはなにか楽しく学ぶ工夫が必要です。しかしアレクサンダーテクニークの意義が正しく伝わるかどうか疑問です。大人にも理解が難しい場合があるので伝え方にはいつも頭を悩ませます。しかし「楽しく」や「わかりやすく」、などとやっているうちに本質から遠のきやすい。
私は各自が「あれ?」「これはなんだ?なんだか気になるな」「なんで?」などと普段からの自分の疑問に答えが見つかりそうなニオイがする・・・
【普段からの疑問への答えを探す】という感じで入るとわかりやすい。なので、【普段から演奏、練習、日常で、自分の動きに注意して、疑問を抱いていてほしい】。そうすると発見があると思います。
沼隈ではツクツクボウシが鳴いていました。大阪ではあまり聞かないですね。のんびりしたところでひろびろレッスンをするのは気持ちがいいです。7月にはポニョの舞台モデルとなった鞆の浦も訪ねましたし、とても得るものが多い講習会でした。
アルモニー音楽祭はまた来年も開催されると思います。いまのところピアノと弦楽器ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、アレクサンダーテクニークのレッスンがあります。若い熱心な方々の主催です。ずっと続いてほしいですね。益々の発展をお祈りします!