ぽかぽかてんぽ

黄昏のビギン

今度のクレシェンドギタークラブレパートリーは「黄昏のビギン」です。
只今奮闘中。

「黄昏のビギン」YouTubeにたくさんのカバーがあります

クレシェンドギタークラブは現在デュオチームを組んで各々、「日本の歌」の曲集から選曲して練習中。発表は11月の終わりころを予定しています。

さて、年内にもう一曲だけアレンジをしたかったので曲探しをしていたのですが、少し前から候補にあがっていた「黄昏のビギン」に決めました。先週あたりから作業を進めています。

YouTubeをみると本当にたくさんの歌手がカバーしていますね。永六輔&中村八大の名コンビ。日本の宝です。誰が歌ってもいい曲ですが、やはり私はちあきなおみさんのが一番好き。ギターのしっとりした伴奏も素敵です。

いま半分と少しまで進めてきました。パートの割り振りと初心者の人向けに第4パートを設けるかどうか思案中です。

クレシェンドギタークラブは楽譜(5線譜)を読めるかどうかで、アンサンブルへの合流の仕方がかなり違ってきます。ギターにはTAB譜という便利な楽譜がありますが、これは位置の情報によっているので、曲の流れやニュアンスは多分弾く人の「耳の良さ」あるいはフィーリング、によってかなり差がでてくることになります。

あくまで個人的な印象ですが、「ミュージシャン」は半分以上は5線譜を読めないとみています。それでもプロフェッショナル、なんです。耳がいいから、なんです。もちろんさまざまなトレーニングも積んでいるでしょうけど・・・。

クラシック音楽の業界で5線譜を読めない人はすごく少ないです。しかし「ミュージシャン」は軽音楽など含め世界中に多くいるわけで、もしかしたら5線譜を読む方が少数派、なのかもしれません。

「作曲家の意図」をしっかり汲みたければ、5線譜は欠かせません。そのために厳密に書かれているし、ちょっとしたニュアンスもしっかり指示されていることが多いです。音はひとつひとつ、「必要だからこそ」置かれているわけで、不要なことは書かれていません。なので楽譜は作曲家の意図を正確に再現するためのもの、ということです。声部のながれや「どこに向かうのか」がわかり、私はいつもこの表記法に感心してしまいます。誰が考えたんやろ!!!

クラシック音楽以外のジャンルはその時の気分や雰囲気、即興性などが魅力であることが多く、制約が少ない方が演奏に魅力がでるのだと思います。なので厳密な楽譜は特に必要ない場合も多いかと思います。すごくセンスの要る世界ですね。それにも感心します。

どちらにしても音楽を演奏するときに自分にたくさんの情景のイメージがインプットされていると表現に持っていきやすいと思います。深い深いところではそんなことでもないようですが・・・。
まずとっかかりとしてはたとえば今回の「黄昏のビギン」であれば、会って間もないカップルの、お互いを思いつつそんな気持ちをなかなか表せない、というようなもどかしいような懐かしいような、似たような体験を思い浮かべながら弾いてもらいたいですね。

濡れたブラウス胸元に 雨のしずくがネックレス

ひゃあ~~レトロな感覚が無茶苦茶素敵ですね!ちあきなおみさんが歌うと「すごい」。

あ、それではアレンジ作業に戻ります・・・。

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