桜井・河野の<スペシャル>を試奏。私の推しです。
自分が長年KOHNOのユーザーなので自信をもってお勧めします。この上級機種に<マエストロ>がありますが、実際弾いてみて遜色ありませんし、テクニック的に上級に向かっている方には丁度よい加減のレスポンスかと思います。
![Sakurai-Kohno-S2](https://musiramo.com/wp-content/uploads/2020/11/353D109E-C22A-474B-8366-9347FA096CBB-768x1024.jpeg)
![Sakurai-Kohno-S3](https://i1.wp.com/musiramo.com/wp-content/uploads/2020/11/54B21A6E-58D7-46CE-90C2-C271B8D101FF-e1606636930816.jpeg?ssl=1)
![Sakurai-Kohno-S](https://i2.wp.com/musiramo.com/wp-content/uploads/2020/11/4810092F-2EE8-415D-AC4C-193DC03B4224-e1606636811764.jpeg?ssl=1)
SAKURAI-KOHNO Special 70万円
材料 スプルース/ マダガスカル
糸巻 ゴトー(特別仕様)
製作 2017年製
弦長 650mm
<マエストロ>はスプルース/ハカランダです。なるほど長く使うと変化に差が出てくるでしょうね。私のKOHNOは1976年製の30号で先日も本番で使用してきました。普段の練習には今もずっとこれを使っています。KOHNOの棹の形状は厚みがあって独特かと思いますが、その厚みが私には使いやすく、私のは弦長は66センチなんですがあまり気にならない程です。慣れだけでなく、理にかなっているのかな、と思っています。「てこの原理」が利用し易い印象。
弾いていて満遍なく出ます。高音・中音・低音。これが基本だと思います。どこかが特に鳴るということはなく、和音を弾いていても馴染んでいて思ったようにバランスしてくれます。難点は音質の「ユニークさ」に欠ける、というところかもしれませんが私はこのランクなら敢えてそこは狙わずに、材料と基本がかっちりしている、というところに軍配を上げたいですね。価格も素晴らしいと思います。