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アントニオ・マリン・モンテロ 2016

楽器情報

【楽器情報】時々楽器を試奏しに行った時の感想を載せています

アントニオ・マリン・モンテロは1933年生まれ。現在87歳です。なので実際の製作はほぼホセ・マリン・プラスエロ(甥っ子ということです)がやっているそうですが、彼には彼の作品があるので、どこまでアントニオ・マリンが携わっているのかは不明ですが、アントニオ・マリンの作品として世に出ています。もうひとりサンチアゴ・マリン・モンテロという人がいて、やはり親類のようですが、ここで修業し、すでに独立していてヨーロッパではまあまあ評価が高いようです。

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アルハンブラ宮殿のすぐそばに工房があります

今回のアントニオ・マリンは2016年製でバランスのよい楽器(このあたりの価格帯であればほとんどが一定のレベルを保ちます)です。バランスとはいろいろな意味を持ちますが、私は基本的に弦によって少しずつ違う音がするものは避けたいです。ほかには<ある場所>を鳴るように作ってあったりするものもちょっと苦手です。あとは音量に特化したものもちょっと・・。

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なんと説明したらよいのかわかりませんが200万以上になるとグレードの高いところにいると思います。結局ある程度は値段なんでしょうか・・・日本では見栄えも大切らしく、輸入物の場合そういうところを優先的にクリアして音の内容はそうでもなかったりするケースもあります。

コップに水をギリギリまで注ぐとふちで水がぷっくりしますよね。そういう綺麗で軽やかな緊張感をいつも持っている感じです。世界中で愛されている楽器だと思います。

30年くらい前に一度スペインでギターを買おうと思いマドリッドでいろいろ見ていたのですが、そのときにイグナシオ・ローザスというのとアントニオ・マリンのどっちを買うかすごく迷って最終的にイグナシオ・ローザスにしたのですが、そのころのマリンはもっとしなやかで弾きやすいイメージだったんです。但し音量は少し目立たない感じでした。今となるとあのマリンよかったな~サロンで弾くには申し分ないでしょうね。今は材料も減ってきてなかなかよい楽器に巡り合うことが少なくなりました。ハカランダという材料の規制も厳しくなり、簡単に国と国を移動できなくなりつつあります。

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