第Ⅱ部の様子です
第Ⅱ部はデュオからスタートです。「ベルベットワルツ(吉松 隆)」。はじめてききましたがロマンティックで知的なかんじのする曲ですね。モダンな和音がはいっていて気持ちいい耳ざわりです。
3曲演奏で気合が入っています。セレナーデで少し難しさを感じましたが、続くトゥレガーノ、かなりの難曲をスムーズに弾くことができました。ガボットショーロは得意かつ好きな曲ということがありありとわかる演奏でした。
鐘の響き、Somewhere under the Rainbow、さらりと演奏する方ですが、ロマンティックな内面性がでていてよかったです。
「アラビア風奇想曲」暗譜で弾くという課題に取り組んでいるそうです。素晴らしい演奏でした。つややかな音で会場を満たしました。情緒豊かに弾けましたが、速いパッセージでは速すぎるところがありました。いかにコントロールするか、が次の課題です。
「チェロ組曲第1番プレリュード」長く温めてきました。たくさんの試行錯誤があり、運指、表現、左手の重心移動など、繊細に取り組み解決してきましたね。脱帽です。盛り上がりの配分もとてもよかったです。これからもその根気のよい取り組みで掘り下げていってくださいね。