広島県福山で行われた音楽祭に参加しました
広島県福山市で行われたアルモニー音楽祭にアレクサンダーテクニークの講座をしに行ってきました。マスタークラスの受講生が、ひと枠45分の授業で3人ずつレッスンを受けます。
基本的には個人的に困っていること、例えば「肩、肘の力が抜けない。重心の定め方がわからない。舞台でとても緊張してしまう」などです。毎年いっている兵庫県立西宮高校の内容と似ています。ほかに「最近変えたフォームが合っているかどうかわからない、楽器の構え方やそれに対する基本的な考え方がわからない」というのもありました。
普通にかんがえると不思議なことかもしれませんが、私は専門はクラシックギターですが、チェロやバイオリン、コントラバス、ピアノ、と違う楽器の人にも同じようにレッスンできます。それは「からだの使い方は、どんな楽器のひとでも原則は同じ」だからです。
休憩をいれて9時から16時半まで。たくさんの事例と質問とハンズオンをしてみなさんと方向性をわかちあってきました。真剣で熱心な取り組みでした。真に音楽を表現するときからだのしくみを理解しておくことは必須だと思います。それは日常生活から始まり、楽器を実際に触っていない時間もずっと継続して「在り方」として練習するので厚みのあるトレーニングになってきます。それが舞台で生かされるよう、私も生徒の皆さんと一緒に努力しています。
主催の方はコントラバスの奏者で、お若い方ですがこの福山市で音楽祭を開催することによって、楽器はもとより、「音楽を好きになってもらいたい、親しんでもらいたい」という気持ちが表れていてとても共感しました。お人柄も素晴らしく、こういう若い方がどんどん活躍してほしいと思いました。
せっかく広島に行ったので以前から興味のあった「崖の上のポニョ」の舞台となった「鞆の浦」を訪ねてきました。(次回につづく)