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第26回発表会の様子 その3

「桜坂」「ファルッカ」「女ひとり」

2021concert
オレンジの民族風衣装が素敵です

福山雅治の「桜坂」をギターソロで演奏してくださいました。
実はギターソロで、ポップスの<メロディー>と<伴奏>を弾くのは難しい部類に入ります。
クラシックギターのレパートリーを演奏する方が易しい。
なぜかというと元々はギターのことを考えて作曲されていないから、と、メロディーと伴奏をちゃんと構成するといっぺんに難しくなるのがギターなんだ、ということ。ピアノのように右と左に分かれて処理できない、6本の弦で右手の強弱でメロディーと伴奏をなんとか弾き分けないといけない。曲自体は優しい雰囲気の曲なんですが演奏は大変です。

「この曲好きです、やります!」と決断の早い方で、譜面はしっかり読めるので私の参考録画をみてどんどん一人で練習してもらいました。舞台では練習の成果を朗々と演奏できましたね。福山雅治さんも「マチネの終わりに」で相当ギターを練習したので、きっとこの難しさを理解して拍手してくれるに違いありません(石田ゆり子もマチネの終わりにからギターを始めたそうですよ。誰でしょうね羨ましいその先生は!)。

2021concertWa
落ち着いて演奏できました

ご本人からは、「皆さんの演奏をきかせていただいて、とても刺激になりました。これからも頑張ります」とコメントをいただいています。

2021concertIrie
ファルッカ、女ひとり を演奏

「なんかチューナーのモードが合っていなくて慌てまして、同じところを二回弾いてしまいました。」
いえいえ、それだけ舞台で起こっていることを明らかにみられているなら怖いものはありません。本当に<あがって>いたら、なにがあったか覚えていない。そもそも舞台に強い方なんで、私はどちらかというと気楽に弾けたと思っています。

チューナーのモードは要注意ですよね。U ウクレレ B ベース G ギター 
などと、合わせたい楽器を選択してからチューニングします。それから440Hzになっていることも確認した方がよいですね。もう~最近のは多機能すぎるんです。皆さんには、安くて、単に合わせるだけ!というのをお勧めしておきます(笑)

さて、演奏の方は超安定。毎年クレシェンドの部内発表会二回、教室発表会にミニ発表会、プライベートで介護の会で年一回、定期的に人前で演奏を何年も続けておられます。ギターは退職後に始められました。有言実行で着実に上達されています。レパートリーも増えてますます楽しんでおられます。

2021concertIrie2
お辞儀でほほ笑むなんてなかなか

ファルッカ」は教室で使用しているヤマハの<クラシックギターコース」の第二巻より。短いながらフラメンコの要素がちゃんと入っていて、ラスゲアードや消音、アチェレランド、など効果がいろいろあって練習になります。ジャカジャカかき鳴らすのもギターの多いなる魅力。
「女ひとり」 は私がアレンジしました。メロディーが上に行ったり、下に行ったりと、この曲の音階や和風な感じがクラシックギターにぴったりで、演奏はそんなには難しくありません。なにより個人的にこの曲が好きなんです。ギターで弾きやすい名曲ですね。

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