ギター基礎講座、今回は「商人の娘」でハーモニクスのお話
リョベートの美しい編曲集、カタロニア民謡集より、「商人の娘」を取り上げて、ハーモニクスのお話をしています。
ハーモニクスはギターでは「自然ハーモニクス」と「人工ハーモニクス」の2種類があります。最初にハーモニクスを聞いた時、「星のまたたく音みたいだな」と思いました(今でも思っていますが)。ハーモニクスの仕組みや、ハーモニクスを使うときのコツ、などもお話していますので是非みてくださいね。
ハーモニクスはそもそも強い音は求めていませんので、音量ではなく、精度、を追求した方がよさそうです。場所やタイミング、指が触れる程度がきれいに合えば素晴らしいハーモニクスの誕生です。「力み」とは無縁の技術です。
ところで私は、カタロニア民謡の「商人の娘」を他の人が弾いているのをきいたことがないんです。唯一、最初のギターの先生である村下先生の演奏のみ。それが「お星さま」だったのでこの曲がとても好きになりました。
ところでこのギター、すごいと思いませんか。
生徒さんがうちの古~い飾り棚の木と、木の箱を使って、余った糸巻で作ったものなんです。
力木(ちからぎ)も本格的。
指板とブリッジにうちの飾り棚!が使われています。記念になります。
そもそもは「弦」というシンプルなものに着目して、振動の様子や、タッチなどを先入観なく実験するために作ってもらったのですが、ここまで精緻に仕上がってくるとは思いませんでしたのでただただ驚愕しているばかりです。
ご協力ありがとうございます・・・というかもう恐縮しています。