「左手の脱力について」アレクサンダーテクニークの考えをもとに
ギターの Fコードを例に左手の脱力についてアレクサンダーテクニークの発想でかんがえてみました。Fコード を鳴らそうとすると最初はとても力が入ります。たくさんの面積を一度に押さえようとするからですね。力がはいって、手の甲や手首が締まってなかなか難しいものです。
Fコードでは実際は人差し指は⑥②①をセーハで鳴らせればいいだけですので棹を握るのではなく、どちらかというと「はさむ」というイメージでまずは各指をのせるだけ、というところから始めましょう。全部をきれいに鳴らすのはあとでもよくて、まずは身体の支えをつかって腕に無駄な力が入らないように「はさんでぶら下がる」。左手を離すときに「すっかり力を抜いてみる」を繰り返します。それから全体のコーディネートで挟む圧力を加減すると案外早くできますよ。