「はい、脱力しま~す」といって脱力できたらなんの問題もないのですが、脱力って思うようにいかないですよね。マイナスの作業だからでしょうか。
人はプラスに作業する方がやりやすいはずです。レッスンで「もっと大きく、強く弾いてください」というと大抵できますが、「この部分、もっと弱く弾いてください」というとほとんどの人ができない。全部の音が弱くなってしまう。
なんででしょう!
力を入れるか入れないかの2種類しかないと身体のすべてに力がはいるか、脱力するか、になります。腕の力を抜きたければ、身体全体の適当なテンションを保ち、必要なところだけに力を入れる方がはるかに簡単です。