友人のギター製作家が製作コンクール参加の旅での写真を送ってくれました
10月にグラナダで行われたギター製作のコンクールに参加した製作家の友人からアルハンブラ宮殿の写真が届きました。
この細かいレリーフがとても好きです。もともとモザイクや、陶板、タイルなどの工芸や建築美術に興味があります。小さなモチーフが合わさって大きな違う図柄になっているという現象そのものが好きなんです。
しばらく前に、いつもの古本屋で「イスラームのタイル」という本をみつけて買ってきました。INAXという会社の企画で制作されたようです。シリーズのNo.11 となっています。1992年。
私自身は30年くらい前にスペインの南部をたずねたときにアルハンブラ宮殿に行ってきました。暑いときで40度ちかく出ていたと思います。乾燥しているので陰は涼しく、ひんやりした石のうえで昼寝してしまいました。パティオという中庭と噴水があるデザインは暑い夏をしのぐのによく考えられているなあと感心しました。へネラリーフェも楽園のようなつくりでした。いろんな部屋があって規模に驚きましたね。もううろ覚えなのでまたチャンスがあったら是非行ってみたいです。
「アルハンブラの思い出」のトレモロは宮殿の中庭の噴水の音からインスピレーションを得て、と何かで読みました。この地でのイスラム文化の影響や人間の栄枯盛衰などが織り込まれている素晴らしい曲ですね。